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鳥獣被害対策は農林水産業以外も必要その2

こんにちは。あるろんです。

さて、先日の続き。

私は仕事柄、色々な鳥獣被害対策の相談を受けるのですが、
先日こんなことも。

「ゴミ収集所にタヌキが出て来てゴミを荒らすので、タヌキを捕まえてくれ。」

ん〜〜、タヌキは初めてでした。(笑)
よくあるのは、やはり、 カラスや猫・・・ですよね。

いずれにしても、そういう時は、ゴミが外に散らばらないようにしっかりとネットをかけるとか
とにかく、ゴミを持って行く人のマナーが必要になります。
ところが、その相談主さんは、

「収集所にゴミが散らかるのはお役所がちゃんと仕事をしないからだ!」と・・・(笑)。
要するに、さっさと収集車が来ないからいけないんだとのこと。ははは。
まあ、それも多少はありましょうが・・・。

みなさん!鳥獣被害対策は 「誰かがしてくれる対策」 ではないということを
まずはしっかりと自覚してください。

困っている人は、自らまず守らないといけません。
狩猟期だから自由に動物を捕まえていいわけではなく、
まずは、入られたら困るところは、入れないようにするのが当たり前です。

泥棒が入らないように、入り口や窓に鍵をかけるのは当然ですよね。
鍵もかけてないところから泥棒が入ってくるからといって、
警察に、「泥棒を捕まえろ!」と言うと、きっと鼻で笑われます。

そういうことなんですよね。

とはいえ、そもそも、都心部に住む人達は、町の中に動物がいるという状況に
慣れていないので、どうしたら良いのか、全く分からないと言うわけです。

地域で勉強する機会も、知る機会も無いのが現実です。

私たち、鳥獣管理士としては、
地域にどんどん入って行って、そのような地域に、いろいろなことを伝えてあげる
必要があるのではと思っています。
お役所の担当者は、わずか数年で異動してしまいます。(私もですが・・・)
そうすると、なかなか、鳥獣対策が進まないという状況にあります。
専門職はお役所の中にはいないのが普通なのです。

ぜひぜひ、鳥獣管理士が農林水産業部門以外でも、生活環境を守るためにも
活動する必要があるということ、これから考えていきましょうね!


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